彼は自身の力で立ち直ったんだ。別に明瀬の死に特殊な意味を見出したからじゃあない。誤解を恐れずに言えば、むしろそこには意味なんかないと達観しない限り人間、立ち直れるものじゃないよ。
西澤保彦さん『身代わり』より
俺を救ってくれた一節でもあった。
こんなこと書くくらい自分に厳しい人が今どんな気持ちでいらっしゃるのか、俺には想像することすらできない。
久々にファンサイトを覗いて知りました。
私は、旦那様の小説に救われた人間の一人です。
どうか、安らかに。
私に感謝の資格があるなら、本当に、ありがとうございました。
拝啓 西澤則子様