再びの距離感の喪失

見てきた。

ハーモニー〔新版〕 (ハヤカワ文庫JA)

ハーモニー〔新版〕 (ハヤカワ文庫JA)

細部除き今回はわりと原作に忠実なんだなーと思ってたら、最後に凄いのが来た。
コレは…アリなのか?

一般人基準を以て客観的にではなく、俺自身の主観としてこの解釈はアリか否か、、、未だ結論が出ない。
確かにこういうことでもあるというか、ハーモニー世界に対する一つの立場・見解として確かに成立している。死角からきつめの一発を食らった感じではある。
が、しかし。

今回は幸い、パンフレットを購入できた。
で、その中でトァン役の声優さんが、トァンはキャラクターっつうより概念みたいだ、空っぽさが拭えない、と語ってらっしゃった。
うーん……


1.自分の空疎さを自覚してるキャラ、という言い方であれば、しっくり来るんだが。
2.空疎さが浮き立つ部分があるとすれば、それは「女同士の壮大な恋愛とケンカの物語」に仕上げた結果のあのラストからの演繹、という気もする。そういや飛行機の中で泣いてるシーン、若干違和感があったよ。後知恵だけど。




いやね。
おれ、今回映画見て初めて、自分がトァンに感情移入してるの正面から自覚したんだよ。
声優さん(沢城さん)の声、凄く良かった。スッと入ってきた。
映像も音楽も、スッと入ってきた。
至福の2時間だったよ。







いろいろ反芻してぼーっと考えて、夢の続きに浸ることにする。
これ以上の結論はまたいつか。