同じ穴の狢

裁判所と弁護士(会)との確執は永久に続いておかしくないものかもしれない。

by 高橋宏志



何を今更という話ではあるのだが。
俺がそれを実感できる立場にいる訳では全く無いが。まぁ、そらそうやろ、と。
が、しかし、勉強してる時っていうある種一番無防備な時に読むと、不意打ち喰らってザワッと来るんだよ。我が身に引き寄せて。


社員と時講の確執は、永久に続くもんなんだろうな、と。
これこそまさに何を今更、だが。


てんで方向性バラバラの時講にまともに向き合っても虚しいだけ、なのは重々分かるがよ。
それはこっちも同じなんだよバカ野郎。



皮肉と言うべきか。広報という仕事にのめり込んでいない蔵前だけが「内」と「外」を見極めていた。刑事部と警務部の関係と同じだ。広報室と記者室。それぞれまったく別の存在でありながら、ふわり舞い上がって俯瞰してみれば両者は一つ井戸の住人だった。広報のプロパーである諏訪は言わずもがな、三上も、美雲までもが天を見上げることを忘れ、井戸の底に答えを求めていた。マスコミではなかった。本当の「外」は銘川であり、雨宮だった。そんな当たり前のことが見えなくなっていた。
記者たちはどうか。井戸の中の共犯関係に思いが至るか。広報室と記者室が老人の屍を野晒しにした。そう受け止めることができるか。妊婦の匿名に拘泥して記事化は二の次だった。病院か市役所に電話一本入れさえすれば拾えた老人の死を見過ごした。胸に幾ばくかの痛みがあれば前に進める。外への「窓」は両者の共同作業でしか開けない―。

by 横山秀夫さん