賛辞惜シム可カラズ

言葉にする側から自分が欺瞞に陥りそうで、紹介する気すら失せる本。
そういう発想自体がそれこそ自己欺瞞なんだが。
熟成を待とう、ってスタンスとも若干違う。
今俺が読むとしたらこれしかなかったくらいの勢い。




自己欺瞞って言葉さ、この本でもキーワードつうか、よく出てくるんだが。
『ヲ愛ス』ってしても『ヲ憎ム』つっても、なんか微妙にしっくり来ない。
『ヲ認ム』でも『ニ抗フ』でも違和感がある。
どれも根本的に不可能なところにキモがある気がするっつうか。
ラッセルのパラドックスってやつか?
ゲーデル先生はどう世界を見てたのかね。