本当にないのか建前と本音@外国

ただの雑感。







http://news.mynavi.jp/news/2013/04/20/058/index.html





そこで以下。




「降伏のときより、天皇及び日本国政府の国家統治の権限は、降伏条項の実施のため、必要と認める措置をとる連合軍最高司令官の支配下に置かれるものとす」
もしいくらか俗っぽい訳とするなら、こうか。
天皇は、連合軍最高司令官に服従するものとする」
では、国体護持、皇室の存続はどうか、という視点ではどうか。
問題は「支配下に置かれる」という語句だろう。ビー・サブジェクト・ツー(be subject to)を、外交上、和平交渉上の文脈の中でどう解釈するかだ。
(中略)
背中に、つーっと汗が流れ落ちた。
連合国側も、この回答が、日本政府の態度を決定するきわめて重要な文書であることを承知している。日本政府と軍部が、国体護持の一点にどれほどこだわるかを理解しているはずだ。これが受け容れられないとき、戦争は収拾がつかなくなることも、予測しているだろう。徹底した殲滅戦を実施する以外に、日本を屈服させることはできないとわかっている。
なのに、あえてこの回答を出してきた真意は何だ?
もし連合国が、天皇の地位について、将来にわたってこれを認める意思があるならば、彼らはあっさりそう回答したはずだ。それで、戦争は終わるのだから。日本は降伏するのだから。しかし、彼らは二日間の時間をかけて検討しながらも、その簡単な回答をしてはこなかった。
となれば、この回答の真の意味はこうだ。
「連合国は、天皇の地位について言質を与えない」
それが、この回答文の正確な意味だ。

by 佐々木譲さん



あくまでこれは小説の記述であることが前提ではあるが、be subject toの解釈が割れて御前会議が紛糾したのは歴史的事実でもある。


で、これは、外国に存在しない文化を外国語解釈に持ち込んじまった誤りだ、っちゅーことになるのか?
社会があれば、こういう発想はある程度普遍的に存在してもいいような気もするが。
そもそもコレは、タテマエとホンネの使い分けなのか?
微妙に違う気もするし、あんま違わない気もする。




?????




原文見っけたから載せておきます。

From the moment of surrender the authority of the Emperor and the Japanese Government to rule the State shall be subject to the Supreme Commander of the Allied Powers who will take such steps as he deems proper to effectuate the surrender terms.